興味を持って頂きありがとうございます!
フカセ師のRyuです^^
今回は磯竿(フカセ竿、上物竿)の号数は何を選べばいいのかを詳しく説明したいと思います^^
道具にこだわり出したら一人前
ウキフカセ釣りに使う磯竿(フカセ竿、上物竿)には本当にたくさんの号数がありますよね^^;
こんなにも種類が豊富だと、初めて釣竿を買う初心者の方の中には「1号、2号、3号ってなに?」
「違いは?」「選び方は?」「そもそも竿に書いてある見方がわからない」「おすすめってあるの?」
など等・・・こんな疑問も当然出てきますよね。
詳しい人に聞くのも手っ取り早いしいいと思いますが、自分で自ら選んだ竿で、しかも大物を獲る事ができたら、喜びも倍増しますし、何よりも自分で選んだ竿に愛着さえも沸くようになります^^
「この竿で45cmを獲った!」「50cmを獲った!」とか。
実際僕もそうでした^^
「道具にこだわり出したら一人前」とよく言われますが、自分で道具を選択する能力は今後の釣果に影響するので、非常に重要です。
そこで、この記事では
- 磯竿(フカセ竿・上物竿)の号数は何を意味しているのか
- 選択すべき磯竿の号数
を詳しく解説したいと思います。
ぜひ、参考にしてみて下さいね^^
号数の意味や違い
磯竿(フカセ竿)には0号~5号まであり、中には1.25号や1.75号と小数点以下にまで細分化された物もあります。
一般的に竿の号数は使用できる、一番細いハリスの号数を表しています。
下の図を見てもらうと分かりやすいと思います。
ダイワの2017年モデル「波濤」のスペック表です。
「アイテム」欄の号数(1や1.25、1.5と書かれている部分)と「適合ハリス」欄の最小ハリス号数が一致してますね。
ハリスの号数が増すと太くなり、対応できる負荷も増えるのと一緒で、磯竿も1号、2号、3号と数字が大きくなるほど竿のパワーが増す事になります。
タックルバランスが重要
そこで「なぜハリスの太さで号数を選ぶ必要があるの?」「最初からパワーのある竿を使えばいいんじゃないの?」などと疑問を持つ方もいるでしょう。
釣りをしていると魚を喰わす為にハリスや道糸を太くしたり、細くしたりする場面が必ずと言っていいほど出てきます。
そこで重要になってくるのがタックルバランスです。
例えば・・・
3号竿に道糸3号、ハリス1.5号を使用して尾長グレの45cmオーバーを掛けたとします。
3号竿なので余裕で獲れるサイズですが、ハリス切れが多発してしまう可能性が非常に高いです。
それはなぜか・・・
竿が仕事出来ないからです!
竿の仕事は曲がる事です^^
竿は曲がる事でクッションの役割を果たし、糸やハリへの負担を軽減させます。
竿の号数よりも小さいハリスを使うと、ハリスに掛かる負担を軽減させる前に、竿が曲りきらず(竿の性能が活かせず)ハリスが切れやすくなってしまうのです。
それを避ける為に釣竿には多くの号数が用意されているのです。
上記の場合ですとハリス1.5号を使っているので、竿も1.5号にした方がタックルバランスが良いということになります。
柔軟に竿が曲がるので、ハリスへの負担を和らげてくれるんです。
魚が行って欲しくない方向に泳いだとしても、糸を出さずに竿を思いっきり曲げて溜める事も可能になるのです。
竿の方が強いとこれが出来ません…
やたらと糸を出す事になり(曲げすぎると切れる為)、根に入られたり根ズレで切れる事が多くなります。
例えば、極端な例ですが、逆に竿が1号で道糸3号以上、ハリスにも3号以上を使用した場合に予想外の大物が掛かったとします。
竿は思いっきり曲げる事が出来ますが、ヘタすると折れてしまいます。
糸の方が強く、竿が負けてしまうからです^^;
いずれにしろ、竿もタックルバランスを考えて使用する事で魚を釣り上げられる確率が上がるという事です^^
竿によってそれぞれ得意とするハリスの太さがあると思って頂ければ大丈夫です^^
次に号数の表記について説明しますね^^
竿に表記されている号数の見方
これは一度覚えてしまえば簡単です^^
上記の「波濤」スペック表の「アイテム」欄のように、号数表記がそのまま竿に記載されている事が多いです。
例としてこのダイワ「大島」の写真を見て下さい。
この竿の場合「1.25-53」と表記されている部分の「1.25」の部分が竿の号数になります。
「53」は竿の長さが「5m30cm」という意味です。
ほとんどの竿はこのように表記されている事が多いですよ^^
次におすすめの号数を紹介しますね^^
磯竿(フカセ竿)のおすすめの号数
これは狙う対象魚のサイズ、釣り場の環境(根が多いなど)、自分の好みなどによって変わるので、本来は全ての号数を持っていた方がいいのは言うまでもありません。
ですがよっぽどお金に余裕のある人以外は無理ですよね…
なので、対象魚のサイズよって使用する道糸やハリスの号数を決めてから、あるいは自分が一番多く使用する一番細い糸の号数から選ぶといいですよ^^
防波堤や地磯での釣りがメイン人におすすめの号数
防波堤や地磯での釣りがメインの人におすすめの号数は1号~1.2号辺りがおすすめです^^
理由としては4つあります^^
- 口太グレの40cm前後まで対応可能であること
- チヌ狙いでも年無しクラス(60cmオーバー)にも対応可能で、チヌの引きも楽しめる号数であること
- 防波堤や地磯で使用する仕掛けは軽め(ハリスも細め)である場合も多いため
- 1号~1.25号辺りは軽いので初心者でも扱いやす重さであること
などの理由からです^^
「普段はチヌ狙いだけど、グレにも対応出来る竿がいい!」と考えているなら、1号~1.2号がもっとも使いやすいと思います^^
また、チヌの引きを楽しめて、グレの引きにも対応できる竿なら【ダイワ メガディス AGS 1.25号-53】か【ダイワ メガディス AGS 1.25号-52 SMT】がおすすめですよ^^ (※SMT=スーパーメタルトップ)
尾長グレも狙うなら
もし尾長グレも喰ってくるような場所であれば1.5号はあった方がいいと思います。
尾長グレはハリを飲まれると太いハリスでも簡単に切れてしまうからです。
なのでパワーのある竿の方が【合わせ】がわずかに早いので有利と感じますね^^
引きも強いですし対応できる号数で挑みたいところです^^
しかも夏の尾長グレは美味いですしね^^
沖磯に行く予定なら、大型の口太グレや尾長グレも喰ってくる可能性もあるので、最低でも1.5号クラスを持って行く事をおすすめします^^
ちなみに私は1.75号を好んで使っています^^
沖磯に行く事が多いので、不意の大物や青物、真鯛にも対応できる様に備えています。
まだ磯竿を購入されていない方はこちらの記事も参考になると思いますよ^^
ダイワ磯竿2017『波濤』徹底レビュー!この性能で2万円前半はスゴイ!
リバティクラブ磯風の評価は高かった!入門ロッド徹底レビュー!
参考になる動画も載せておきます^^
商品プロモーションですが、実績のある高橋哲也氏の説明なので説得力がありますよ。
いかがでしたでしょうか?
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最後までお読み頂きありがとうございました^^