あなたは磯や堤防のウキフカセ釣りで、ウキをどのように決めてますか?
号数はもちろんですが、色や形、商品の説明に釣られて選択する事も多いんではないでしょうか?
それもそのはず、釣具屋の磯釣りコーナーでは一番種類も多く、色や形も様々で気になるウキを見つけると、それだけで釣れそうな気がしてしまうもんです。
私もそうですが、ウキフカセ師なら誰しも同じような経験はあると思います。^^;
ですが実際に使ってみると、使いづらかったり、最悪の場合釣れなくて結局別のウキに変えたりしてしまった経験ありませんか?
ほとんどのサイトでウキの選択基準は狙う距離とタナによってサイズ(M・S・L)や号数を変えていくと説明していますが、それではウキから仕掛を考えるようになってしまいます。
実はウキは一番最後に選択する必要があるんです!
そこでこの記事では意外と知られていないウキ選びで最も重要な5つのポイントを紹介したいと思います!
この内容を実践する事が出来れば飛躍的にスキルアップ可能です!
是非参考にしてみて下さいね^^
ウキを中心に仕掛けを組むと失敗する
先にウキを選択し、その後に仕掛けを組んでいく人が意外に多いと思います。
これは失敗するケースが多いのでおすすめ出来ません。
私もそのように仕掛けを組んでいた時期がありました。
きっと自分の中で釣れそうなウキの魔力?に惹かれてかもしれませんし、釣行前に買ったウキを使いたかっただけの時もありました。
または『前にこのウキでたくさん釣ったから』とか、『このウキで大物をゲットしたから今日も釣れるだろう!』という安易な考えで選択していました。
ほとんどのサイトでも距離と狙うタナが、ウキの選択基準となっていたのせいもあると思います。
実際に釣れる日もありましたが、釣りの時間が終わってみると思っていた様な釣果に恵まれていない事も多かったんです。
そこで一から正しいウキの選択方法を勉強して、実釣しながら感覚を掴んで行く様になってからは、仕掛けを変更してからすぐにヒットに持ち込む事が多くなったと感じるようになっていきました。
ウキの選択は一番最後!仕掛けを組んだ後にそれに合うウキを選択する
仕掛けを作る順番は魚との距離が一番近い部分から作って行く事が基本となります。
なので、まずはハリとなりますがその前に行う事があります。
釣り場の状況把握です。
状況把握とは何かと言うと、その日の釣り場の海全体を見ることです。
海の情報を読み取り、その情報から仕掛けを作り、その仕掛けに合ったウキを選択する必要があります。
詳しく説明しますね。
ウキ選びで最も重要な5つのポイント
次の5つのポイントをしっかり確認します。
それにより、その日の釣り場条件に合った仕掛けを構築する事ができるからです。
- 風の強弱。あるなら風はどこからどこに吹いているのか。
- 潮の速さや流れ方。右から左に流れているのか、逆なのか。沖に流れているのか、岸にあてて来ているのか。
- 自分の釣り座の水深はだいたい何mなのか。
- その日の釣りを展開させるポイントのが近いのか遠いのか。
- 前日との水温に違いがあるのか無いのか。対象魚にとって低いのか高いのか適温なのか。
上記の内容を踏まえ、狙いたいタナの深さや、仕掛けを流す範囲を決めます。
その後、ハリを選択し、ハリス、道糸などを決め、最後にウキを選択します。
組んだ仕掛に合ったウキを選択するという事が非常に重要なのです。
ですが、ウキを最後に選択するのは分かったけど、「そもそも海の状況に合った仕掛の考え方が分からない」という人も中にはいると思います。
初心者の頃は特にそうだと思います。
なので上記の5つのポイントをなぜ見る(考える)必要があるのかについて詳しく説明していきます。
ウキフカセ釣りの仕掛け構築の考え方
1.風の強弱。あるなら風はどこからどこに吹いているのか。
その日に使用する道糸の号数(太さ)を決める為です。
風が強い日には細い道糸の方が仕掛を流しやすです。
反対に風が弱い日であれば太めの号数も選択肢に入れる事が出来ます。
2.潮の速さや流れ方。右から左に流れているのか、逆なのか。沖に流れているのか、岸にあてて来ているのか。
その日に使用する仕掛けの重さや、釣りを展開する範囲を決める為です。(※マキエを撒いて確認します)
潮のが速いと重い仕掛けを使用する事が多くなります。(※潮の流れが速い場合は、ある程度、仕掛けに重さが無いと浮いてしまう為、ガン玉の力を借りて沈める場合もある為です。なので沈むウキを選択する場合もあります。)
反対に潮の流れが緩い場合や、ほとんど流れていない状況の場合はガン玉無しの軽い仕掛けが有利となります。
3.自分の釣り座の水深はだいたい何mなのか。
攻めるタナの深さを決める為です。
深いタナを効率よく攻める時は重い仕掛け(ガン玉や中通しオモリ)で一気に沈める事も考えられます。
浅いタナを釣る場合はガン玉無しの軽い仕掛けで釣る場合が多いです。
4.その日の釣りを展開させるポイントのが近いのか遠いのか。
ウキの視認性や自重、サイズを決める為です。
ポイントが近い場合はサイズは小さめを使用する場合が多いです。
反対にポイントが遠い場合は遠投性を上げる為、自重が重い物。浮かせて釣る場合は視認性を上げる為にサイズも大きい物を使用します。
5.前日との水温に違いがあるのか無いのか。対象魚にとって低いのか高いのか適温なのか。
その日の水温によって対象魚が釣れるタナと、グレ(メジナ)の活性によって選択するハリの大きさと、攻めるタナを変える為です。
基本的に対象魚にとって低い水温の場合はタナは深くなる傾向にあります。
寒グレの季節は深ダナを攻める事が多くなりますし、ハリのサイズも小さ目を使用する事が多いです。
(※変温動物なので口を大きく開けられなくなる為です。小さいほど顕著に表れる為、寒グレは大物が食ってくる事が多いです。)
また、深いタナを釣る場合は重い仕掛けで一気に沈める仕掛けを使用する場合もあります。
反対に水温が適温の場合はタナは浅くなる傾向にあり、軽い仕掛けを使用する事が多くなります。
ハリのサイズも食いが良く、飲まれるような場合はサイズを大きくしていく事が多いです。
まとめ
以上の5つのポイントを確認する事で、その日の自然の状況に合わせた仕掛けを構築出来るようになりますよ^^
仕掛が決まったら後はウキを選んで行くだけです^^
仕掛に対しての具体的なウキ選びについては釣果が安定しない方必見!どこでも通用するフカセ釣りのウキ選びテクニック!を参考にしてみて下さいね^^
常にこの5つのポイントを意識して釣りをする事で、状況変化に素早く対応できるスキルが身に付き、釣果も自然と伸びて行くと思いますよ^^
ウキ選びも重要ですが、仕掛けの中で一番重要なアイテムは『針』です!
唯一の魚との接点なので、ここを軽視してはいけませんよ^^
こちらの記事で詳しく説明しているので参考にしてみて下さいね^^
参考:グレ針チヌ針のサイズで釣果が変わる!その号数と針の対応表を公開!
参考:メジナ(グレ)釣りの仕掛け~釣れないのは針が原因かも!?
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