興味を持って頂きありがとうございます!
フカセ師のRyuです^^
今回はフカセ釣りの仕掛けの一つ【全遊動釣法】とはどんな釣法なのかについて解説したいと思います。
全遊動釣法とは?
軽い仕掛けをゆっくり落とし、海面から海底まで全てのタナを探る事ができるのが全遊動釣法の特徴です。
この仕掛けが考案されたのは五島列島と言われてます。
五島列島などのリアス式の深い湾の、ゆっくりとした潮流という条件のもと、足元から仕掛けを入れて、深いポイントまでコマセと一緒にサシエをゆっくり落とし込み、探りながら釣る方法として考案されたと言われています。
ウキ下を固定した仕掛けは、ウキ止めからサシエの範囲しかコマセと同調させる事が出来ませんが、全遊動仕掛けならコマセと一緒にサシエを沈めて行けるので、非常に効率がいいんですね^^
コマセと一緒にサシエを沈ませる事から、ガン玉などのオモリを付けない、軽い仕掛けが基本です。
仕掛けが軽く、使用するウキの浮力も0号を基本とするので、魚が食った時の抵抗も非常に少ないのも特徴で、喰いのいい仕掛けとして人気がある釣法ですね^^
魚の活性が低いときに威力を発揮する
全遊動仕掛けは、コマセに魚が食い上がってこない等、『魚の活性が低い』という条件が得意な釣法です。
魚のいるタナを探って、どこまでも仕掛けを沈める事が出来るからですね^^
固定仕掛けや半遊動仕掛けはウキ止めを上下に動かす事で、深いタナ、浅いタナを探ったりしますが、コマセを撒いているうちに、フラフラとタナが不定期に変わってしまう事も多いです。(特に寒グレの時期など)
ウキ止めを動かす動作を繰り返すのは、時間的なロスも多いので、「喰ってくるタナが分からないなら、初めからウキ止め無しでコマセと一緒に沈めてしまおう」というのが全遊動仕掛けの狙いです。
全遊動仕掛けは主に3種類ある
全遊動仕掛けはただ単に『ウキ止めを付けない』だけではありません。
主に
- ウキを浮かせる全遊動仕掛け
- 沈むウキを使って、ウキを沈める全遊動仕掛け
- 浮くウキを使って、ウキを沈める全遊動仕掛け
の3種類を状況(または自身のスキル)によって使い分けます。
全誘導仕掛けに重要なこと~道糸は張らず緩めず
上記の3種類の全遊動仕掛けに共通する、重要事項があります。
それは仕掛けの沈み具合と、道糸の送り込みです。
全遊動釣法は、道糸を張ったら沈みは止まります。
また、張り過ぎても仕掛けが浮いてしまいます。
反対に、緩め過ぎても道糸が沈みの邪魔になるし、ウキを沈める場合はアタリが分からなくなるんです。
この事から、道糸は『張らず緩めず送り込む』のが基本と言われているんです。
道糸の送り出し方~最初の頃はスプールに指チョンでOK
『張らず緩めず』ってめっちゃ曖昧で難しい表現ですよね…^^;
私も最初は苦労しました^^;
最初は難しく考えずに、スプールに指を「チョン」と軽く当てておく程度でいいです。
ある程度一定のリズムで出て行く強さで押さえる事がポイントです^^
そうすれば必要以上に道糸は出てませんので^^
大型を釣った後などは、巻かれている道糸が食い込んでいる時があるので、そんな時は手で引っ張り出して下さいね^^
全遊動仕掛けも万能ではない
全誘導仕掛けは、タナを探ってどこまでも沈めていくので、どこかでヒットする確立が高い釣り方です。
ですが、ヒットするタナが竿2本分(約10m)など、深かいタナと決まってしまっている場合は、逆に効率が悪くもなります。
軽い仕掛けが基本なので、沈むまで時間が掛かり過ぎるんですね…
また、軽い仕掛けを使用する分、風や潮の流れが速いような状況は苦手な釣法です。
仕掛けを沈めようと、オモリを付け過ぎると沈み過ぎたりもします…
なので全遊動仕掛けも万能ではありません。
さらに強風時や潮が速いなど、悪条件下での使用はそれなりに使いこなすスキルも求められます。
仕掛けそれぞれの、メリット、デメリットを理解し、使い分ける事が大切です^^
名手と呼ばれる人達は、この部分の知識が豊富なので、釣果を引き出すことが出来るんです。
時にはウキを固定にしたり、半遊動仕掛けにしたりするのもテクニックの一つですよ^^
この記事があなたの釣果アップに貢献できたら幸いです^^
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分からない事などあればお気軽にコメントも下さいね^^
最後までお読み頂きありがとうございました!