【フカセ釣り】全遊動はこんな時に使う!そのメリットとは!?

興味を持って頂きありがとうございます!

フカセ師のRyuです^^

固定や半遊動仕掛けでフカセ釣りをしていると、急にエサが残ったり、アタリが出なくなってしまうこと、ありますよね…^^;

そんな時は、魚が食ってくるタナが変わってしまっていたり、活性が落ちてしまっているときがほとんどです。

こんな状況でも、効率よくタナを探るために考案された仕掛けが、『全遊動』と呼ばれる仕掛けです。

今回はそんな『全遊動仕掛けのメリット』について解説したいと思います。

使いどころを見極めて、釣果を引き出して下さいね^^

全遊動仕掛けのメリットとは?

全遊動仕掛けの大きなメリットは・・・

  • 効率よくタナを探れる
  • 魚がくわえたときの食い込み抵抗が少ない

という2つがあります。

詳しく説明しますね^^

全遊動仕掛けの使いどころ~

魚のタナが不安定なとき

水温の低下などで魚のタナが不安定なときは、半遊動などのウキ下を固定する仕掛けだと、何度もウキ止めを動かしてウキ下を調整する必要が出てきますよね…

非常に効率が悪いですよね…^^;

タナが安定しないときは、魚の活性が低い場合も多いです。

そんな時は、たとえ半遊動仕掛けでタナが合っていたとしても、ウキやハリスが持っている抵抗でくわえたエサを放してしまう事も多いんです。

このような状況を攻略する為に考案されたのが、『全遊動仕掛け』なんですね^^

たとえば・・・

  • 釣り場の水温が数日を通して安定していない
  • 表層と底の水温に差がある(経験、勘、推測)

このような状況の場合は、魚の活性が低い場合も多く、タナもが分かりずらくなってます。

こんな状況の時は、いくら仕掛けを流してもエサが残るので、魚がどこにいるのか分からなくもなります。

こんな時に表層から底まで探れる『全遊動仕掛け』が威力を発揮するんです^^

アタリがない出ないとき

釣りをしていく中で、アタリの出るタナは変わる事が多いです。

例えば・・・

  • 水温の変化
  • コマセの撒き方
  • 魚自体の活性

など、常にタナが変化する要因が付きまとうんです。

この場合、固定仕掛けや半遊動仕掛けでアタリが無ければ、数投ごとにエサの取られ方をチェックしてウキ下を調整しましすよね。

エサが残ったらウキ下を下げたり、反対に取られたらウキ下を上げたり。

その度にウキ止めを動かすのは手間がかかりますし、効率も悪いですよね^^;

それよりかは、魚が喰ってくるタナをどんどん探っていく方がいいに決まってます。

全遊動仕掛けなら、水面直下から海底まで、全てのタナにサシエを通すことが出来ます^^

こう考えると、全遊動仕掛けこそ、本来のウキフカセ釣りに一番近い釣り方だと言えますよね^^

なので『完全フカセ』とも言われるんですね。

魚がいるのは分かっているが、針掛かりしないとき

周りは釣っているから、魚がいるのは分かったけどなかなか針掛かりしない…

なんてこともよくありますよね^^;

魚(特にグレ・メジナ)のアタリは毎回、ウキに現れるとも限りません。

寒グレの時期や低活性の時は、グレ(メジナ)も居食いする事も多いです。

フグやカワハギのと同じくらい、黙ってエサだけ食べるのは得意な魚なんです。(特に口太)

居食いをされている時は、アタリが出ずにハリだけ戻ってくる事も多いです。

これは、いったんはサシエをくわえているのに吐き出してしまっている事が原因です。

こんな喰い方をされている時に多いのが・・・

  • サシエが沈み過ぎているとき(状況によってガン玉を打った場合など)
  • 固定や半遊動仕掛けのとき

この2つのパターンのときが多いです。

主な理由としては、サシエの動きが自然では無く、水中で宙吊り状態になっているからです。

こんな時も、全遊動仕掛けなら、常にサシエが沈みますので、自然な沈下が演出されているので有利なんですね^^

しかも、ウキ止めを使わない全遊動の場合は、サシエをくわえた時の抵抗もほとんど無いので、食い込みが良く、道糸にアタリが出てくれる確率も高くなるんです。

タナが安定している・高活性などの場合は全遊動仕掛けじゃなくてもいい

魚のタナが安定していたり、活性も高い状況でも、もちろん全遊動仕掛けは喰いがいいです。

釣れるタナをわざわざ考える必要が無いので、効率がいいからです。

でも、普通に釣れている状況や、魚影の濃い釣り場などでは、どんな仕掛けでも食ってくる事がほとんどです。

実際私は3号ウキに3号のオモリ、ハリスに3Bのガン玉3段打ちで口太の40オーバーを何匹も釣ってます。

※(洗濯機状態のサラシ場や速い潮、風、波が強い時の仕掛けですよ^^;活性が高ければ、こんな重い仕掛けでも喰いますって意味です)

活性が高い時は基本形の固定か半遊動仕掛けの方が釣りやすいです。

全遊動仕掛けの最大のデメリットは、『使用する釣り人のスキルがモロに出る』事にあります。

道糸の送り出し方、風や潮流への対処など、使いこなすにはそれなりのスキルが必要なんです。

決して万人向けの仕掛けではありません。

タナが安定していたり、活性も高いなら、ウキ止めを付けた仕掛けでも十分喰ってきます。

しかもアタリがウキに出てくれるので、釣っていて楽しいですしね^^

基本に忠実に『サシエサ先行』さえ出来ていれば、タフコンディションの半誘導仕掛けでもヒットに持ち込めます。

逆にサシエサ先行が出来ていなければ、全遊動仕掛けの釣果は激減しますので注意して下さいね^^;

最後に

全遊動仕掛けに限らず、どんな仕掛けも『なぜこの仕掛けを使っているのか』を理解して使用しないとスキルアップも釣果アップも望めません。

フカセ釣りの仕掛けに完璧な物はありません。

メリット、デメリットを理解して、初めて効果を発揮する物がほとんどです。

ぜひ以下の記事も参考にしてみて下さいね^^

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