ウキフカセ釣りに使う道糸~おすすめの種類と選び方やポイント

磯釣り(フカセ釣り)の道糸選び

磯釣りや堤防からのフカセ釣りで使用する道糸は本当にたくさんの種類が売られてますよね^^;

ある程度フカセ釣りをされた方なら選ぶポイントや号数が、ある程度決まっているのでそこまで苦労しないと思います。

ですが、これから初めてフカセ釣りをされる初心者の方や、初めて道糸を購入しようとしている方は、何を基準で選んだらいいか分からず迷っている方もいるんじゃないでしょうか?

この記事では道糸を選ぶ際のポイントやおすすめの種類を紹介していきたいと思います!

基本(ポイント)を理解し、今後の道糸選びの参考になれば幸いです^^

選ぶポイント~道糸の種類を知る~

道糸(ライン)の種類を知る事でフカセ釣り以外の釣りにも応用が効くようになりますので、覚えておいて損はありません^^

また、その糸の特性に合った仕掛けやバランスを考えられるようになります。

要は釣果を生み出す引き出しが増える事になると私は考えてます^^

では先ずは種類から…

道糸に使用されるラインは主に以下の3つがあります。

  • PEライン
  • フロロカーボンライン
  • ナイロンライン

一度は聞いた事があると思います。

簡単にそれぞれの特徴を解説します。

※海水比重(1.03)(※塩分濃度により多少前後する)

PEライン・・・比重0.9

縒り糸(細い糸が何重にも編み込まれている糸)で船釣りで使うイメージが強いんじゃないでしょうか。比重は0.9で浮く糸です。

色は透明の物は無く、糸の伸びはほとんどありません。引っ張り強度は上記3つの中で最強です。

高橋哲也さんが大物狙いのフカセ釣りや泳がせ釣りでよく使用されていますよね。

【※高橋哲也さんプロデュースの道糸はこちらの記事で紹介しています】

この高橋哲也さんの様な大物狙いをする方にはおすすめのラインになります。

私もオーマチ(アオチビキ)を釣った事がありますが、本当にファイターでめっちゃ引きます!

ただ、一般的にメジナ(グレ)やチヌ釣りのフカセ釣りには使用されません。

ラインにコシ(張り)が無く水切れも悪い為、軽い仕掛けを使用するウキフカセ釣りには不向きです。

フカセ釣りではサシエをコマセ(マキエ)と同調させる為に、流れの上流側にラインを打ち返しながら、ウキや仕掛けを流していきます(ラインメンディング)。

このときにラインにコシ(張り)がないPEラインは水面でふにゃふにゃし過ぎるので、ラインメンディングが非常にやりずらいんです。

また、水切れの悪いPEラインはメンディング時の水面から道糸を引き剥がす作業がしにくくなるんです

また、PEは浮く為、吹送流(ふいそうりゅう Drift Current ドリフトカレント)の影響を受けやすいので風には弱いです。

(※吹送流・・・風の影響で起こる海面の流れの事です。上潮や2枚潮などと表現される場合が多いと思います。)

あと、ナイロンラインやフロロラインに比べ高価です…^^;

そんなPEですが、シマノからフカセ用のPEが発売されていますね!

こちら→シマノ ライン リミテッドプロ PE G5+ サスペンド 150m 0.6号 レッド

めっちゃ気になるので実際使ってみて、記事にしたいと思います^^

フロロカーボンライン・・・比重1.78

DAIWA フロロカーボンライン ギガフロンII

ウキフカセ釣りでは、道糸で使われるよりもハリスとして利用する事が多いラインです。

主な特徴は、

  • ナイロンに比べると低伸度(伸びが少ない)
  • 耐摩擦性能に優れる(擦れに強い)
  • 比重が重い為沈む
  • 水を吸いにくい為、強度が保ちやすい
  • ナイロンに比べ光の透過性が高い(屈折率が低い)為、水中で見えにくい
  • 張り(コシ)がある為、巻きグセが付きやすい
  • ナイロンに比べると直線強力(引っ張り合い)は劣る
  • ナイロンに比べ結束強度も落ちる傾向にある

大まかにこのように覚えておくといいと思います。

道糸として使用される釣りのジャンルとしては、ルアーフィッシングや渓流釣り、ヘチ釣り、投げ釣り等があります。

ウキフカセ釣りでの使用場面としては、

  • 強風でナイロン糸だと上潮(吹送流)に道糸を取られてしまうとき
  • サラシがキツく、ナイロンだと道糸を取られてしまう様なとき
  • 上記状況の時に、本流釣りや全層釣り、沈め探り釣りを行うとき

主に上記のような場面では有効となりますので、替スプールを用意できるのであれば、1つは持っていて損は無いラインになります。

フロロカーボンの糸質は張り(コシ)がある為、ハリス用のラインを道糸に巻くと巻きグセがひどかったり、スプールから飛び出してしまう事もあります。

なので道糸として使用する場合は、道糸用として作られたしなやかな物を選ぶようにします。

上記の画像はダイワのフロロカーボン道糸DAIWA フロロカーボンライン ギガフロンII」です。

ナイロンライン・・・比重1.18


ダイワ(DAIWA) ライン アストロン磯 グレイト Z イエローマーキング 150m 2号

(※画像のラインは強度が低下する結束部分の強度が強い道糸です。根ズレの少ない場所や細号数の時に使ってます^^)

ナイロンラインは一番ポピュラーな糸ですね^^

磯や堤防でのウキフカセ釣りで、最も使用されるのはこのナイロンラインになります。

特徴としては、

  • 伸びやすい為ショック吸収効果がある
  • 染色されている為見やすいフカセ釣りでは超重要
  • 結束強度(結んだ時の強度)が高い
  • 引っ張り強度ではフロロカーボンより強い
  • 糸がしなやかな為リールに巻いた時に収まりが良く、糸癖が付きにくい
  • 適度な張りとしなやかさで、仕掛けを流している時に直線になりやすい(メンディングしやすい)

上記の理由から軽い仕掛けを使用する、ウキフカセ釣りに最も適した道糸と言えます。

使用に伴いライン(道糸)の比重は変化する

また、ナイロンラインの中には、

  • フロートライン
  • セミフロートライン
  • サスペンドライン
  • シンキングライン

等があり、それぞれ字の如く比重が違います

これは、その時の釣り場の状況使用する仕掛け釣り方(ウキ浮かすのか沈めるのか等)によって最も適している糸の特性や性能があるからです。

キザクラ(kizakura) ライン 全層フリーダム セミフロート 150m 2号

(※画像はコスパもいいので私も使用している道糸です^^)

ただ、基本的には中空構造になっているナイロンライン以外の比重と言うのは、通常のナイロンラインの比重1.18とほとんど差がありません。

ちなみに、サスペンドラインの比重は1.14です。

ナイロンライン独自の比重との差は0.04しかありません。

しかも上記それぞれの比重を作り出しているのは、表面のコーティングです。

なので使用していると竿のガイドなどで擦れ、コーティングが剥がれて使用に伴い沈んで行く様になります。

また、水を吸いやすい性質がある為、劣化しやすいのでコーティング剥がれの事も含め釣行の度に15m程度は切っておくようにした方がいいです!

ちなみに私は2回~3回使用したら巻き替えます^^;

まとめ

ここまで3種類の道糸の種類について解説しましたがいかがでしたでしょうか^^

ここまで読めばウキフカセ釣りで選ぶ道糸は、基本的にナイロンラインになる事が分かったと思います。

後は使用する号数ナイロンラインの種類↓を特定していけばOKです!

この記事も参考にしてみて下さい^^

この記事があなたの道糸選びの参考になっていたら幸いです^^

良かったらSNSでシェア・コメントして頂けると嬉しいです(^人^)

分からない事などあればお気軽にコメントも下さいね^^

最後までお読み頂きありがとうございました!