ダイワ磯竿『波濤』徹底レビュー!この性能で2万円前半はスゴイ!

興味を持って頂きありがとうございます!

フカセ師のRyuです^^

今回は初心者から中級者に超絶おすすめの磯竿を紹介したいと思います!

その名も『波濤』です!

一度はこの名前を聞いた事がある方も多いのではないでしょうか^^

この波濤新モデルがかなりバージョンアップされているので、実際に曲げてきた感想も含めて紹介したいと思います^^

正直この竿は上級者でも満足できる磯竿だと思います!

本格的にフカセ釣りを始めようと思っている方で、それなりの性能の磯竿を探している方にはピッタリだと思います^ ^

また防波堤釣りから磯での釣りにも挑戦しようと考えている方にもオススメな磯竿だと思いますよ^ ^

今回はそんな波濤を詳しく紹介していこうと思います!

あなたの竿選びの参考にしてみて下さいね^^

新モデル『波濤』はここが進化した!

まずは今回追加された機能や竿の性能を詳しく紹介したいと思います^^

前作『波濤 磯』からバージョンアップされた機能

前作『波濤 磯』からバージョンアップされた機能は以下の4つです。

  • カラーリング(カッコ良さ)
  • トーナメントホールドシート
  • IMガイド
  • 竿尻の伸縮チューブ

それぞれ詳しく紹介しますね^^

カラーリング~格段に見た目が良くなった

旧モデルの波濤はシルバー系の色を基調としているのに対し、新モデルではブラックとレッドを基調とした高級感のあるカラーになってます。

ダイワホームページではオレンジっぽく見えますが、実際はこんな感じでピッカピカの塗装です^^

正直、この価格帯の磯竿でこのカラーリングと、見た目の良さはすごいと思いませんか?^ ^

普通に4~5万円の竿と変わらない仕上がりだと思います^^

トーナメントホールドシートが搭載された!

トーナメントホールドシートの搭載により握った時のホールド性がアップしています^^

正直このトーナメントホールドシートが搭載されているのには驚きました!

なぜなら今までは、波濤よりも上位機種の『大島』から上の竿にしか搭載されていなかったんです。

それが実売価格2万円前半の『波濤』に搭載されたのはスゴイことです!

しかもこれがあるだけで高級な竿に見えませんか?^ ^

これは新しい『TOURNAMENT ISO AGS』に『トーナメントセンサーハンプシート』という新グリップが搭載されたので、波濤の価格帯にも搭載できるようになったんだと思います。

トーナメントホールドシートの特徴

旧モデルの波濤も同じような形をしていてフィット感に満足してましたが、トーナメントホールドシートはフィット感がまるで違ったのを覚えています。

エサ取りが多い釣り場だと、必然的に投入と回収を繰り返す事が多くなりますよね^^;

エサトリやコッパグレの活性の高い夏磯や秋磯は特に…

そんな手返しの多くなる釣りにもトーナメントホールドシートだと力も入りやすいし、手が痛くなりにくいんです^^

見た目もカッコ良くなりますよね^^

ちなみに同価格帯のシマノの磯竿『RADIX ISO[ラディックス いそ]』には搭載されていないんです。

竿はシマノ派の人も多いはずなので、ぜひシマノも手に取りやすい価格帯の磯竿に搭載して欲しいですね。

竿の1番(#1)~2番(#2)固定までIMガイドが搭載された!

IMガイドもダイワの磯竿だと『大島』から上の竿にしか搭載されていませんでしたが、とうとう波濤にも搭載されました^^

これ、本当に穂先(竿の先端)の糸絡みが激減します!

あなたも経験があるかもしれませんが、竿に道糸が絡みやすいのは竿の先端部分が多いですよね…^^;

なかなか絡みが解けなくて、いちいち竿を置いて絡みを直した経験があると思います。

竿もリールも傷が付くし、正直めっちゃめんどくさいですよね…

今回の波濤ではこのやっかいな糸絡みにも対応する為に、1番~2番固定部分をIMガイドにしているんです!

これで穂先への糸絡みが本当に激減するんです!

1番~2番というのは下の画像で『#1』『#2』と表記されている部分です。

※この画像は波濤ではありません

糸絡みだけを軽減したい場合は、一番絡みやすい1番~2番固定部分をIMガイドにするだけで大きな効果があるので、この機能の効果は大きいですよ^^

釣りの快適性は大事です…

終わったあとの疲労感が違います…^^;

ちなみに上位機種の竿になると全ガイドがIMガイドになっています。

これは糸絡みの他に、糸の送り出しをスムーズにする効果があるからです。

ただその分、竿の価格も高くなってしまうんですよね…

波濤はなるべく手に取りやすい価格帯に設定されているので、全ガイドをIMガイドにできないんだと思います。

でも、大半のフカセ師は『糸の送り出しのスムーズさ』より『糸絡み軽減』の方が重要と考えると思いますので、全然許容範囲内です^^

足場の悪い磯で長い竿を扱うと、知らない内に絡んでいる事が多々ありますからね^^;

竿尻の伸縮チューブ

旧モデルのザラザラした滑り止め加工でも事足りますが、新モデルの波濤には伸縮チューブを採用しています。

これで釣りが大きく変わるという事は無いですが、肘や腕に竿尻を当てた時のホールド性が上がります。

雨の中で釣りをしている時には嬉しい機能ですね^^

また、サラシの中で釣りをする時に、道糸をサラシに取られないように竿先を高くする時があると思うのですが、その時に伸縮チューブがあると竿を持ち上げやすいです^^

見た目も良くなるので、無いよりは絶対にあった方がいい機能ですね^^

波濤を実際に曲げてみた評価と感想

次はいよいよ実際に手にとって、曲げてみた感想を紹介したいと思います!

軽い!持ち重り感もわずか!

竿を伸ばしてまず最初に『軽い!』と思いました!

この価格帯の竿なので『多少持ち重りするのかな~』と思っていたのですが全然!

本当にびっくりするくらい軽かったです!

これは『トーナメントホールドシート』が搭載された事でバランサー効果が生まれている為と思われます。

持ち重り感が本当に少ないんです^^

スペック表では『215g』とあるのですがこれは、ダイワのフラッグシップモデル【TOURNAMENT ISO AGS 1.5-530(205g)】と比べると僅か10gしか重くない んです!

この価格帯でダイワのフラッグシップモデルにも肉迫する軽さなんです!

これはとってもおすすめ出来る要素の一つですね^^

曲げ調子~低負荷から曲がるような同調子じゃない!パワーも十分!

歴代の波濤は先調子のイメージが強かったので、正直2017年モデルの波濤が同調子になってしまった事にショックだったんですよね^^;

根の荒い磯際や、テトラの際で大物狙いをしてた時に使ってたので…

でも同調子にも色々あるので『どんな感じの同調子なのかな~』と思って竿を曲げてみました!

そしたらビックリ!ちゃんと先調子の要素も残ってたんです!!^^

上の写真は結構、力を入れて片腕だけで曲げているのですが、竿の復元力も強くて胴まで曲げ込むには片腕では無理でした^^;(笑)

足裏サイズから30cmくらいの魚だと片腕でやり取りする事が多いので、一番数の出るこのサイズ達を手返しよく釣る事ができる曲がり方とパワーです!

これが思いっきり胴から曲げ込む同調子の竿だと正直私は疲れるんですよね…

釣友から『竿がめっちゃ曲がってるから来たのによ~!タモいらんな。』と何回言われた事か…^^;

この波濤の曲がりは、最初は先調子ですが胴に乗るまでにもちゃんとパワーがあるので、手返しの釣りになる事が多い、初夏~秋の高水温期の釣りにもピッタリですよ^^

小さいのはさっさと釣り上げてデカイの狙いたいですからね^^

関連記事:フカセ釣りに使う磯竿~調子は竿の性格です!

この価格帯でこのパワーはスゴイ!シマノの磯竿だと定価7万以上の竿にしか搭載されていない機能が搭載されていた!

それとこのパワーについてですが、ダイワのカーボン技術『HVFカーボン』と『X45』の組み合わせに、『V-ジョイント』も搭載されている所が本当に大きいと思います!

私が好んでダイワの竿を買ってしまう理由がここにあるんですよね^^

今ではダイワの竿のスタンダードですが、この『V-ジョイント』という技術が何気に凄いんです^^

詳しくはこちらの『DAIWA TECHNOLOGY』を見た方がいいのですが、竿の繋ぎ目部分の強度を上げる技術の事です。

バイアス構造によって綺麗に曲がるようにして、竿の強度を上げたのがV-ジョイントです。

上の画像右上がバイアス構造です^^

この繋ぎ目部分を歪み無く綺麗に曲がることの効果は大きくて、竿を寄せる力(竿の復元力)は27%もUPし、竿の張り(持った時の竿のシャッキリ感)は13%もアップしているんです!

寄せる力が強いという事は竿を立てて耐えていると魚が浮いてくる事にも繋がります

そうなると主導権が釣り人になるので、大物を釣り上げる確率が上がるということに繋がりますよね^^

シマノにも同じような機能があり『パラボラチューン』という技術が磯竿に使われていますが、その機能が搭載されているのはBASIS(ベイシス)から上の機種からになるんですよね…

(※同じようなと言っているのはパラボラチューンの技術的な部分の詳細が公開されていないからです。)

しかもシマノBASIS(ベイシス)は定価も1.5-530で波濤の2倍以上の75,000円と高めです。

それを考えると実売価格2万円前半でこの機能が搭載されているところは、ダイワの技術力の高さ故だと思います。

ダイワ開発者も『技術力の向上で、より安く作る事が可能になった』と言ってますからね^^

これもオススメの理由の一つです^^

新モデル『波濤』~2017年フィッシングショーにも出展されていた!

出展:https://blog.livedoor.jp/ukifukasestaff/archives/1063935729.html

横浜で開催された『フィッシングショー』でも出展されるほどなので、ダイワとしても今回の波濤には自信があるんだと思います。

波濤のイマイチなところ

価格の事を考えるとほとんど無い。と言うのが私の正直な感想です^^;

強いて言うなら、全ガイドにIMガイドが搭載されていない事くらいですかね…

ですが全ガイドをIMガイドにすると価格が上がるので仕方無い部分だと思います。

そもそもこの価格帯で、一部でもIMガイドが搭載されているだけでもスゴイ事なのでデメリットと言うのはちょっと…

『波濤』はダイワフィッシングアドバイザー鵜澤政則さんも高評価

ダイワの『トーナメント』や『大島』など数々の磯竿の開発に携わっている鵜澤政則さんもこの竿は評価していますよ^^

下の動画は鵜澤さんが「『波濤』を使って釣りして下さい!」とお願いされてフカセ釣りをしている動画です。

11:00あたりで30cmのグレを掛けてますがこの程度だと、まだまだ先調子でパワーが余っているのが分かりますよ^^

17:30あたりで40cmオーバーを掛けるのですが、きちんと胴で引きを受け止めてるのが分かります!

鵜澤さんが波濤の竿を準備してる最初に『トーナメントと比べると太いです!』と言ってますね…

鵜澤さんは自社の製品でも結構辛口なので好きです(笑)

でも、きちんと『値段の違いがあるから』とも言ってますよ^^

あと『竿は価格じゃないですよ!獲りやすさなんですよね~!』『大事なのは調子とコシ』『いくら軽くて細くたって獲りにくかったらダメな竿ですからね!』とも言ってますね^^

そんな辛口な鵜澤さんが『波濤って先調子のくせに、掛けたら胴に入ってきて結構いい竿だな~』ってイメージがあると言っているのですが、新しい波濤で実際に40cmオーバーを釣り上げたときに『胴に入ってきていい感じ』『魚が暴れない』と言ってますよ^^

私が言うよりよっぽど説得力がありますね…^^;

波濤の価格

定価が1.5-530の竿で30,000円なので、実売価格は2万円前半で販売されている事が多いです。

Amazonでも2万円前半でしたよ^^

amazonで釣竿を買った事が無い方はこちらが参考になると思います。

参考:アマゾンで釣竿を買った方がお得?保証や修理はどうなる?

波濤のオススメの号数は?

号数は初心者や沖磯釣行も予定している方なら1.5号-53が大物にも対処できるのでおすすめです^^

防波堤や地磯での釣行がメインの方は1.2号-53の方が楽しめると思います^^

まとめ

今回紹介した新モデル『波濤』は本当にいい竿に仕上がっていると思います^^

動画を見ても分かるように、魚が暴れにくい設計なので、根ズレや取り込み中にバラす事が多い方は一度使うと違いが分かると思いますよ!^^

初心者でも手に取りやすい2万円台前半でこの機能と性能は本当にすごいです!

予算に余裕のある人は号数違いで買ったりしてもおもしろいと思いますよ^^

『今日は小さいのばっかしか釣れねえ~!』って時に1号や1.2号の竿を持っていると楽しめたりするので^^

この記事が「新しい磯竿が欲しいな~」と思っている方の参考なれば幸いです^^

※5mも新たにラインナップされました!

新モデル『波濤』 1.5-53を見てみる
新モデル『波濤』 1.25-53を見てみる

良かったらSNSでシェア・コメントして頂けると嬉しいです(^人^)
分からない事などあればお気軽にコメントも下さいね^^
最後までお読み頂きありがとうございました!